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検査項目レファレンス/総合検査案内


  
ウイルス感染症検査/肝炎ウイルス検査

HCV抗体(第3世代)

[0044-1]
検体・容器
  血清 0.2mL ポリスピッツ 凍結
備考
 不活化(非働化)検体は偽陽性を呈する場合がありますので避けてください。

 
HCV抗体(第3世代,RIBAテスト),HCVコア抗体について  本検査に用いている試薬の添付文書には重要な基本的注意点として,「C型肝炎ウイルス(HCV)感染の診断は,本製品による検査結果のみで行わず,HCV-RNA測定等,他の検査結果および臨床経過を考慮して総合的に判断すること。」が記載されております。


  検査方法: RIA固相法(IRMA)
  基準値:
総合検査案内参照
  所要日数: 2〜4
 
  実施料: 120点
  判断料: 免疫学的検査判断料144点
  区分: D013(05)
  レセプト名: HCV抗体価精密測定

  臨床意義
 
1989年,米国Chiron社のChooらによりHCV遺伝子断片のクローニングが行なわれ,5-1-1にはじまるC100-3抗体の測定により非A非B肝炎の病原ウイルスとしてHCVが同定された。
HCVは,全長約9.5kbの1本鎖(+)RNAゲノムをもつウィルスで,ゲノム構造は,5'-非翻訳,翻訳領域,3'-非翻訳の領域からなる。約3000アミノ酸残基からなる翻訳領域は構造蛋白として,コア蛋白c,エンベロープ蛋白(E1,E2/NS1),非構造蛋白として,NS2,NS3,NS4,NS5がある。ゲノム各領域のクローニングが行われ,リコンビナント抗原や合成ペプチド抗原が多く作製され,それを用いた種々のHCV抗体検査法が開発され,C型肝炎のスクリーニングや診断,病態,予後の把握,治療効果判定などが可能となってきている。
HCV抗体検査は,大きく3つに分類され,それぞれ次の様な特徴をもつ。
・第1世代抗体(NS抗体);本測定系ではNS3,4領域に対応したリコンビナント抗原(C100-3)のみを用いており,急性肝炎においては早期診断ができず,偽陰性や偽陽性を示す欠点があるが,抗体価は肝細胞障害の程度(GOT,GPT)と密接に相関するため,病態の把握を目的とした経過観察に適している。
・第2・第3世代抗体;コア領域,NS3,NS4,NS5(第3世代のみ)に対応した,リコンビナント抗原を用いた抗体測定系で,3種類の抗原を用いることで,感度,特異性に優れているため,スクリーニングに最も適している。
・コア抗体;コア領域に対応したリコンビナント抗原(C22-3など)を用いた抗体測定系で,抗体価は定量性をもつ。HCVのウイレミアの有無と密接に相関することから,IFN治療などの経過観察や効果判定に適している。
・GOR抗体;HCV感染に伴い産生されるコア抗体と,宿主の核内自己抗原の双方を認識する自己抗体的ウイルス抗体で,急性肝炎の予後の予測やIFN治療時の効果判定に適している。
  異常値を示す病態・疾患
 
適応疾患
C型肝炎
参考文献
     美馬 聰昭 他:医学と薬学 32−6−1307〜1313 1994
     安田 清美:医学と薬学 37−1−15〜22 1997
  関連項目
  AST(GOT)ALT(GPT)HCV RNA 1b(NS5A)HCVコア抗体HCV RNA超可変領域 (HCV-HVR1)HCV RNA プラス鎖 マイナス鎖HCV群別(グルーピング)HCV抗原(コア蛋白質)HCV RNA定量(PT-PCR)HCV RNA定量(PT-PCR)HCV RNA定量(PT-PCR)HCV抗体(RIBAテスト)

(c)SRL,Inc.,2008

  臨床意義
 
1989年,米国Chiron社のChooらによりHCV遺伝子断片のクローニングが行なわれ,5-1-1にはじまるC100-3抗体の測定により非A非B肝炎の病原ウイルスとしてHCVが同定された。
HCVは,全長約9.5kbの1本鎖(+)RNAゲノムをもつウィルスで,ゲノム構造は,5'-非翻訳,翻訳領域,3'-非翻訳の領域からなる。約3000アミノ酸残基からなる翻訳領域は構造蛋白として,コア蛋白c,エンベロープ蛋白(E1,E2/NS1),非構造蛋白として,NS2,NS3,NS4,NS5がある。ゲノム各領域のクローニングが行われ,リコンビナント抗原や合成ペプチド抗原が多く作製され,それを用いた種々のHCV抗体検査法が開発され,C型肝炎のスクリーニングや診断,病態,予後の把握,治療効果判定などが可能となってきている。
HCV抗体検査は,大きく3つに分類され,それぞれ次の様な特徴をもつ。
・第1世代抗体(NS抗体);本測定系ではNS3,4領域に対応したリコンビナント抗原(C100-3)のみを用いており,急性肝炎においては早期診断ができず,偽陰性や偽陽性を示す欠点があるが,抗体価は肝細胞障害の程度(GOT,GPT)と密接に相関するため,病態の把握を目的とした経過観察に適している。
・第2・第3世代抗体;コア領域,NS3,NS4,NS5(第3世代のみ)に対応した,リコンビナント抗原を用いた抗体測定系で,3種類の抗原を用いることで,感度,特異性に優れているため,スクリーニングに最も適している。
・コア抗体;コア領域に対応したリコンビナント抗原(C22-3など)を用いた抗体測定系で,抗体価は定量性をもつ。HCVのウイレミアの有無と密接に相関することから,IFN治療などの経過観察や効果判定に適している。
・GOR抗体;HCV感染に伴い産生されるコア抗体と,宿主の核内自己抗原の双方を認識する自己抗体的ウイルス抗体で,急性肝炎の予後の予測やIFN治療時の効果判定に適している。
  異常値を示す病態・疾患
 
適応疾患
C型肝炎
参考文献
     美馬 聰昭 他:医学と薬学 32−6−1307〜1313 1994
     安田 清美:医学と薬学 37−1−15〜22 1997
  関連項目
    AST(GOT)ALT(GPT)HCV RNA 1b(NS5A)HCVコア抗体HCV RNA超可変領域 (HCV-HVR1)HCV RNA プラス鎖 マイナス鎖HCV群別(グルーピング)HCV抗原(コア蛋白質)HCV RNA定量(PT-PCR)HCV RNA定量(PT-PCR)HCV RNA定量(PT-PCR)HCV抗体(RIBAテスト)

  検査方法: RIA固相法(IRMA)
  基準値:
総合検査案内参照
  所要日数: 2〜4
 
  実施料: 120点
  判断料: 免疫学的検査判断料144点
  区分: D013(05)
  レセプト名: HCV抗体価精密測定

検体・容器 
血清 0.2mL ポリスピッツ 凍結
備考
 不活化(非働化)検体は偽陽性を呈する場合がありますので避けてください。

 
HCV抗体(第3世代,RIBAテスト),HCVコア抗体について  本検査に用いている試薬の添付文書には重要な基本的注意点として,「C型肝炎ウイルス(HCV)感染の診断は,本製品による検査結果のみで行わず,HCV-RNA測定等,他の検査結果および臨床経過を考慮して総合的に判断すること。」が記載されております。


(c)SRL,Inc.,2008