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臨床意義 |
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HDLは水和密度が1.063〜1.21 で最も密度が高く,粒子径が最も小さいリポ蛋白であり,さらに細かく分類されHDL2とHDL3の亜分画が存在する. HDL3は末梢の細胞膜よりコレステロール(遊離型)の取り込みを行い,LCATの作用によりコレステロールをエステル型とし,粒子のコアに貯蔵してHDL2へと変化する.HDL2に取り込まれたコレステロールの代謝には二通りあり,一つはHDL2ごと肝臓に直接取り込まれ,胆汁酸として排出される過程,もう一つはHDL2中のコレステロールのみCETPによって他のリポ蛋白に転送される過程がある. 以上の代謝により,コレステロールは末梢より除去される.こうしたHDLによる代謝はコレステロール逆転送と呼ばれ,HDLが動脈硬化症進展阻止因子として働いていることを示唆している.HDLをHDL2とHDL3に分別定量することにより,より細かい動脈硬化症進展阻止因子についての情報が提供される.
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異常値を示す病態・疾患 |
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減少する疾患-(1) 一次性 Tangier 病、アポA-Iミラノ病、魚眼病 減少する疾患-(2) 二次性 高リポ蛋白血症(T,V,W,X型)、透析、動脈硬化、慢性腎不全、無βリポ蛋白血症 上昇する疾患-(1) 一次性 家族性高αリポ蛋白血症 上昇する疾患-(2) 二次性 糖尿病(インスリン治療)
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参考文献 |
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Bronzert TJ et al:Clinical Chemistry 23−11−2089〜2098 1977
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板倉 弘重:日本臨床 57−S2−35〜38 1999
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