
| |
臨床意義 |
| |
風疹は、風疹ウイルスの経気道飛沫感染による急性発疹性疾患で、学童を中心に流行する。発熱と発疹、リンパ節腫脹が主たる症状で、通常の経過では、軽くすむことが多い。潜伏期は、14〜21日である。初春から夏にかけて流行することが多い。 妊娠初期の女性が罹患すると胎盤を介して胎児がウイルスに感染し、先天性異常児が生まれる危険性がある。先天性異常は白内障、難聴、心奇形を主徴とし、これを先天性風疹症候群(CRS)と呼んでいる。この3主徴に加え、知能障害や成長障害、小頭症などがみられる。 妊娠初期の感染ほど危険が高いため、免疫を持たない婦人が妊娠初期に発疹性疾患に罹患した場合に、これが風疹であるか否の血清学的検査が特に重要な意義をもつ。最近では、女子中学生への風疹ワクチン投与(1977年より開始)の成果で、妊娠可能年齢層の風疹抗体保有率は上がってきている。
|
|
| |
異常値を示す病態・疾患 |
| |
適応疾患 血小板減少性紫斑病、合併症として成人が感染した場合(関節痛,関節炎)、先天性風疹症候群(CRS)、脳炎、風疹
|
|
|
参考文献 |
| |
|
国立予防衛生研究所学友会:ウイルス実験学 総論 2版 (丸善) 214〜225 1973
|
| |
|
松野 哲也:日本臨床 53−増−277〜280 1995
|
|