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ヒアルロン酸はN-アセチルグルコサミンとD-グルクロン酸が重合した高分子量の粘液性ムコ多糖類で,他のグリコサミノグリカンとともに生体内の結合組織中に広く分布(臍帯,関節液,硝子体などにはとくに豊富に存在)しており,関節潤滑作用や細菌侵入に対する生体防御作用および電解質と水の調節作用を担っている。 産生遊離されたヒアルロン酸は血流にのってリンパ組織へ移行し,さらに肝臓へ移り代謝される。一方,肝臓の線維化が進むと肝臓内の伊東細胞,線維芽細胞などのヒアルロン酸産生が亢進する。また,血中のヒアルロン酸の約90%以上を分解するとされている肝類洞内皮細胞は線維化に伴いその機能を失い,ヒアルロン酸の血中の濃度が増加する。 臨床的には,肝硬変と非肝硬変の鑑別に有用性が高く,C型慢性活動性肝炎におけるIFN治療効果予測にも有用である。また炎症を伴う疾患(例えば関節リウマチなど)では炎症の修復過程において線維芽細胞が活性化され,障害部位が修復される。この時ヒアルロン酸の産生も亢進し,血中に遊離する量も増加する。
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