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臨床意義 |
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第V因子は分子量33000の1本鎖の糖蛋白質で,機能は,凝固第Ⅱ相において活性型X因子がCaイオンを通じてリン脂質と結合して,プロトロンビンをトロンビンに転換する反応を促進する補酵素として働く。部分トロンポプラスチン時間とプロトロンビン時間の双方に延長が認められた際には,共通凝固因子である第X因子,第V因子,プロトロンビンの異常が疑われるため,第V因子の定量を行い確認する。また,第V因子の遺伝子は第1番常染色体上に存在し,肝臓および骨髄巨核球などで合成されている。 意義として,第Ⅴ因子は不安定な物質であり極めて鋭敏に臨床症状を反映する。よって,凝固亢進状能の把握に有用であると同時に,活性が低下している場合は,ループスアンチコアグラントの存在も考える必要がある。第Ⅴ因子の凝固活性には異常はないがAPCに不活化されない第Ⅴ因子の分子異常が報告された。これは第Ⅴ因子Leidenと称されトロンビン産生を抑制しないため血栓を発症する。
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異常値を示す病態・疾患 |
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上昇する疾患 妊娠後期、血液凝固亢進状態(血栓症,血栓性静脈炎などの一時期)、過代償型DIC 減少する疾患-[先天性] 先天性第Ⅴ因子欠乏症(パラヘモフィリア) 減少する疾患-[後天性] 播種性血管内血液凝固症(DIC)、血小板増多症、重症肝障害、中毒 減少する疾患-[後天性]抗凝固物質の出現 分娩後など、第Ⅴ因子抑制物質獲得者 ①補充療法により抑制物質を獲得することあり,②ストレプトマイシンなどの薬剤や感染症の影響,加令に伴って抑制物質が獲得されることもある、SLE、膠原病
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参考文献 |
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安達 眞二:Medical Technology 24-6-629~633 1996
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福武 勝幸 他:日本臨床 53-増-68~70 1995
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