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HCGβ-core fragment(以下β-cf)は,尿中でIR-hCGβを示す低分子量物質として見い出されたヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の関連分子種の尿中代謝産物の1つであり,その構造はhCGβ-subunitを構成するアミノ酸残基の6〜40と55〜92のペプチドが,ジスルフィド結合によって結合した分子量約14000の糖蛋白である。尿中β-cfの由来は,妊娠や絨毛性疾患,および異所性hCG産生腫瘍から血中へ分泌されたwhole hCGやfree hCG β-subunitを前駆体とし,腎において代謝される過程でCTP部分が欠如した物質と考えられている。 尿中hCGβ-core fragmentの測定は,婦人科系疾患,特に婦人科悪性腫瘍に対し陽性率が高く,子宮頸癌,子宮体癌,卵巣癌等の検出に有用性が高い。また,病理組織型を問わず悪性腫瘍を検出する一方,子宮筋腫,子宮内膜症,卵巣嚢腫などの婦人科良性疾患における偽陽性が低いことから,腫瘍特異性の高い広範なスペクトラムを有する尿中腫瘍マーカーとされ,スクリーニング検査や治療の経過観察と再発,再燃のモニタリングなどの病態の予後管理の指標として応用できる。また,婦人科系悪性腫瘍のみならず,肝癌,泌尿器癌,消化器癌の指標としても有用であると言われている。
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