実施日
 
平成17年3月14日(月)ご依頼分より
 
新規実施項目
 



EWSR1 22q12転座
福山型筋ジストロフィーDNA挿入
EWSR1 22q12転座
   
  Ewing肉腫/PNET(末梢性未熟神経外胚葉性腫瘍)の診断確定のための補助的検査として有用です。


 Ewing肉腫/PNETは、小児や成長期に罹患する小円形細胞肉腫で、難治性の腫瘍群のひとつです。
 Ewing肉腫/PNETでは、染色体の転座によりEWS遺伝子(22q12)に5つのETSファミリー遺伝子(FLI1,ERG,ETV1,FEV,E1AF)の一つが結合し、融合遺伝子を形成します。
 このたび、間期核FISH法を用いてEWSR1 22q12転座を検出する検査を開始いたします。
 本検査は、Ewing肉腫/PNETの補助的診断の一つとして有用です。

正常細胞 EWSR1 22q12転座細胞
(緑)3'EWSR1
(赤)5'EWSR1
疾患との関連 
Ewing肉腫/PNET(末梢性未熟神経外胚葉性腫瘍)

検査要項 
検査項目名 EWSR1 22q12転座
項目コードNo. 6172 8
検体量 組織 5×5×5 mm 骨髄液 1.0 mL
容器 H(保存液入り) H(保存液入り)
保存方法 冷蔵保存してください。
所要日数 7〜10日
検査方法 FISH
検査実施料 2000点+400点(「D103」染色体検査)
検査判断料 146点(病理学的検査)
備考 受託可能日は月〜金曜日です。
 

参考文献


稲澤譲治,編:阿部達生,監:臨床FISHプロトコ−ル.90〜95,秀潤社,1997.
(検査方法参考文献)

金子安比古,他:病理と臨床 20(8):829〜836,2002.

福山型筋ジストロフィーDNA挿入
   
  福山型先天性筋ジストロフィー(FCMD)の遺伝子診断に有用です。


 福山型先天性筋ジストロフィー(FCMD)は、精神遅滞・筋力低下・脳形成不全を主徴とする常染色体劣性遺伝病です。先天性筋ジストロフィー症の中で日本では一番頻度が高く、小児期進行性ジストロフィー症では、Duchenne型についで頻度が多いと言われています。原因は、9番染色体長腕q31に在位するFCMD遺伝子の機能不全とされています。日本人症例のほとんどの患者はFCMD遺伝子内にレトロトランスポゾンDNAの挿入変異を認めます。
 当該検査は、FCMD遺伝子を含むプローブfEco8-1を用いてサザンブロット解析を実施し、FCMD遺伝子の3'非翻訳領域内におけるレトロトランスポゾンDNAの挿入(約3kb)の有無を判定いたします。

疾患との関連 
福山型先天性筋ジストロフィー(Fukuyama-type congenital muscular dystrophy)
 
検査要項 
検査項目名 福山型筋ジストロフィーDNA挿入
項目コードNo. 6624 3
検体量 血液 7.0 mL
容器 A(EDTA-2Na入り)
保存方法 冷蔵保存してください。
所要日数 17〜21日
検査方法 サザンブロットハイブリダイゼーション
基準値 挿入は認められませんでした
検査実施料 未収載
検査判断料 未収載
備考 受託可能日は月〜金曜日です。依頼書に臨床診断名をご記入ください。

参考文献

   戸田達史:医学のあゆみ 197(13)医歯薬出版:1153〜1158,2001.

新規実施項目内容一覧
 
項目コード
(統一コード)
検 査 項 目 検体量
(mL)
容器 保存
(安定性)
所要
日数
実施料
判断料
検査方法 基準値
(単位)
備考
6172 8
EWSR1 22q12転座
組織
5×5×5mm
冷蔵 7〜10 2000

400
※7
FISH    受託可能日は月〜金曜日です。
骨髄液
1.0
6624 3
倫理指針対象
福山型筋ジストロフィーDNA挿入
血液
7.0
(EDTA-2Na加)
A 冷蔵 17〜21   サザンブロットハイブリダイゼーション 挿入は認められませんでした。 受託可能日は月〜金曜日です。依頼書に臨床診断名をご記入ください。
※7:病理学的検査判断料