実施日
 
平成17年7月1日(金)ご依頼分より
 
新規実施項目
 



抗IA-2抗体

抗IA-2抗体
   
  1型糖尿病の鑑別診断の補助および発症の予知に有用です


 1型糖尿病は自己免疫機序により、膵β細胞が破壊されて発症する自己免疫疾患で、1型糖尿病患者の血中には、抗GAD抗体などの様々な膵島に対する抗体の存在が知られています。IA-2はヒト膵β細胞に発現している受容体タイプのチロシンホスファターゼ類似蛋白で、その自己抗体である抗IA-2抗体は抗GAD抗体などと同様に、1型糖尿病症例の血中に高率に存在することが報告されています。
 抗IA-2抗体は、抗GAD抗体に比べ低年齢層の1型糖尿病患者での陽性率が高いとされ、また、抗GAD抗体に抗IA-2抗体を加えた組み合わせ測定を行うことにより、1型糖尿病の診断及び発症予知に効果的であると報告されています。
 本検査は、ヒトIA-2の細胞内ドメインであるC末端側(アミノ酸604−979)を用いた遺伝子組換え技術により作製したIA-2抗原を使用したRIA法により、患者血清中の抗IA-2抗体を特異的に測定します。

疾患との関連 
 
関連する主な検査項目 
糖尿病
 
抗GAD抗体 
 
検査要項 
検査項目名 抗IA-2抗体
項目コードNo. 6171 1
検体量 血清 0.3mL
容器 →X
保存方法 凍結保存してください。
所要日数 3〜9日
検査方法 RIA
基準値 0.4U/mL未満
検査実施料 230点(「D008」内分泌学的検査の「18」)
検査判断料 134点(生化学的検査(U))
備考 参考カットオフ値 1.0 U/mL
§ 保険点数請求上の注意
抗TA−2抗体精密測定は、すでに糖尿病の診断が確定し、かつ、抗GAD抗体価精密測定の結果、陰性が確認された30歳未満の患者に対し、インスリン依存型糖尿病(IDDM)の診断に用いた場合に算定する。
なお、すでに糖尿病の診断が確定し、かつ、抗GAD抗体価精密測定の結果、陰性が確認された30歳以上の患者に対して算定する場合にあっては、診療報酬明細書の摘要欄にその理由及び医学的根拠を詳細に記載すること。

参考文献
松浦 信夫,他: プラクティス 16(5):567〜572,1999.(検査方法参考文献)

Masato Masuda,et al.:Clinica Chimica Acta  291:53〜66,2000.

新規実施項目内容一覧
 
項目コード
(統一コード)
検 査 項 目 検体量
(mL)
容器 保存
(安定性)
所要
日数
実施料
判断料
検査方法 基準値
(単位)
備考
6171 1 
(5G342)
抗IA-2抗体 血清
0.3

X
凍結
(28日)
3〜9 230
※4
RIA 0.4 U/mL
未満
参考カットオフ値 
1.0 U/mL
※4:生化学的検査(U)判断料