副甲状腺ホルモン (PTH) には、インタクトなど 種々の検査項目がありますが、どのような違いがありますか。

PTHの測定系の主流は「副甲状腺ホルモン (PTH) -インタクト」や「副甲状腺ホルモン (Whole PTH)」です。

「副甲状腺ホルモン (PTH) (高感度)」は80年代の名残の名称で、 それ以前のC末端をとらえる測定系に比べて高感度ではありましたが、 それ以降に開発された測定系「副甲状腺ホルモン (PTH) -インタクト」や 「副甲状腺ホルモン (Whole PTH)」の方が数十倍高感度です。

冷蔵検体の場合は、血中で安定なフラグメントを捉えている 「副甲状腺ホルモン (PTH) (高感度)」を測定してください。

詳しくは別表をご参照ください。

関連検査項目
副甲状腺ホルモン (PTH) -インタクト new window
副甲状腺ホルモン (Whole PTH) new window
副甲状腺ホルモン (PTH) (高感度) new window
副甲状腺ホルモン (PTH) (高濃度) new window
参考資料
SRL実施 各種PTH検査法比較 (160KB) PDF

デオキシピリジノリンは何故午前中の第二尿指定なのですか

デオキシピリジノリンの尿中への排泄は夜間に高く、午後に低下することが知られています。
日内変動の誤差を避けるためには、午前中の第二尿が推められています。

第二尿の採尿が困難な場合は、採尿時間を同一にすることが推奨されています。
ただし、被験者毎の測定値の変動から判断する事になります。
第二尿にて設定した基準値は使えませんのでご注意願います。

関連検査項目
デオキシピリジノリン new window
デオキシピリジノリン (DPD) (骨粗鬆症) new window

アンドロゲンとは何ですか?

ステロイドホルモンのひとつで、男性ホルモン、雄性ホルモンとも言われております。
テストステロン、フリーテストステロン、5αジヒドロテストステロン、アンドロステロン、アンドロステンジオン、DHEA-Sなどの男性ホルモンをさします。

関連検査項目
アンドロステロン new window
デヒドロエピアンドロステロンサルフェート (DHEA-S) new window
テストステロン new window
5αジヒドロテストステロン new window
フリーテストステロン new window
アンドロステンジオン new window

絨毛性ゴナドトロピン(HCG)検査は、HCG、HCG-βがありますが、どのように使い分ければいいですか。

妊娠の診断や絨毛性疾患の診断、経過観察、治療効果の判定には 「絨毛性疾患取り扱い規約第3版」にも推奨されている CLEIAによるHCG測定をおすすめします。
CLEIAはトータルのHCGを測定しています。

フリーのβHCGを測定するHCG-βサブユニットは 絨毛性、非絨毛性HCG産生腫瘍マーカーとして有用ですが、 HAMA抗体で偽陽性となることもあります。

関連検査項目
絨毛性ゴナドトロピン (HCG) (CLEIA) new window
HCG-βサブユニット (血清) new window
HCG-βサブユニット (尿) new window
参考資料
HCG比較表 (142KB) PDF

フリーテストステロンの採血時期は何故午前中指定なのですか

フリーテストステロン検討会の報告から、 午前中高値で比較的安定していますが、午後に低下、深夜に最低値となることから、 基準値設定にあたり、採血を高値で安定した結果を得られる午前中に実施しております。
このことから、午前中の採血をお願いしています。

関連検査項目
フリーテストステロン (一時受託中止)

BNPとNT-proBNP (ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント) との違いは何ですか?

BNPは利尿ホルモンとしての生理活性がありますが、NT-proBNPは、生理活性はありません。
BNPはEDTA血漿のみですが、NT-proBNPは血清でも測定が可能です。
BNPは腎機能の影響は殆ど受けないとされていますが、 NT-proBNPは腎機能の影響を受け高値化しますので腎機能が低下している場合は注意が必要です。

関連検査項目
ヒト脳性ナトリウム 利尿ペプチド (BNP) new window
ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント (NT-proBNP) new window

PIVKA-IIはワーファリン投与でのデータ影響がありますか?

ワーファリン投与により、PIVKA-IIは高値を示します。
PIVKA-IIは、ビタミンK欠乏のときに肝細胞で作られる異常プロトロンビンです。

プロトロンビンの合成にはビタミンKが不可欠です。
ワーファリンはビタミンKと拮抗作用を示し、プロトロンビン生成を抑制します。

正常なプロトロンビンの生成を抑制することになりますので、異常プロトロンビンであるPIVKA-IIが増加します。

関連検査項目
PIVKA-II [ECLIA] new window

ワーファリン (ワルファリン) の影響を受ける検査項目は何でしょうか?

経口抗凝固剤であるワーファリンを服用された場合は、 凝固因子活性検査 (第II、VII、IX、X因子)、プロテインC、プロテインSが低値傾向になります。
これは、ワーファリンがビタミンK拮抗薬のためです。

凝固因子 (第II、VII、IX、X)、プロテインC、プロテインSは、ビタミンK依存性蛋白であり、 ビタミンKの存在下で機能を発揮しますが、ワーファリンによりビタミンKの働きが抑制され、低値になります。

また、正常なプロトロンビン (凝固第II因子) の合成が阻害され、異常プロトンビンであるPIVKA IIが高値になります。
凝固因子 (第II、VII、IX、X) 活性の低下に伴い、プロトロンビン時間 (PT) が延長します。

関連検査項目
PIVKA-II〔ECLIA〕 new window

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