黄砂や、PM2.5のアレルギーを調べることはできますか。

黄砂やPM2.5、蛋白質や金属ではないので、アレルギーを起こすアレルゲンにはなりません。 ですのでアレルギーの検査は出来ません。

黄砂やPM2.5を体内に取り込むことにより気管支喘息を悪化させるとの報告もありますので、注意が必要です。 同時期に花粉が飛散している場合は、除外診断として花粉症の検査をお勧めします。

アレルギー検査のチーズとモールドチーズの違いは何ですか。

モールドチーズは、カマンベールやブリーチーズ、ゴルゴンゾーラなど、カビを使って作られたものになります。
チーズは、カビを使わずに作られた通常のチーズを指し、 ハードチーズ (チェダーチーズなど)、プロセスチーズなどがあります。

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特異的IgEシングルアレルゲンに牛乳がありますが、 より詳しく検査したい場合の項目はどれになりますか?

牛乳成分の項目は、α-ラクトアルブミン、β-ラクトグロブリン、カゼインが該当します。

α-ラクトアルブミン、β-ラクトグロブリンは、乳清に含まれる蛋白です。
β-ラクトグロブリンは乳清蛋白の主成分で、牛乳蛋白の約10%、乳清蛋白の約半分を占めます。
カゼインは、牛乳蛋白の約80%を占め、チーズの主原料です。

上記の3成分に対して単独で抗体を産生している場合、 混合アレルゲンである牛乳では陰性となる可能性があります。
個々の成分のみが固相された単独アレルゲン検査の方が、 混合アレルゲン検査に比べて感度が若干高くなりますので、陽性に出る可能性があります。

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金属アレルギーの検査はできますか?

金属アレルギーとは、金属イオンによるアレルギー性接触皮膚炎のことです。
金属アレルギーは、金属から溶出した金属イオンが人体が持つタンパク質と結合し、 アレルゲンとなるタンパク質に変質させる事で生じます。

アレルギーには1型から4型までの型がありますが、アレルギー性皮膚炎は4型アレルギーに属し、 遅延型アレルギーといわれます。IgEは関与していません。

原因解明には、パッチテストという検査を行います。
これは、皮膚炎の原因として疑われる物質を付けた絆創膏を背中などに貼り、 (皮膚炎)→アレルギー症状の有無を調べる検査です。

このため、血液検査では原因を特定できず、 パッチテストは検体検査ではないため、弊社では金属アレルギーの検査は実施していません。

総IgEと特異的IgEが相関しないケースはありますか?
(総IgEは正常範囲内で特異的IgEが陽性、あるいは、特異的IgEに比べ総IgEが著しく高いなど。)

どちらのケースも有り得ます。それぞれ以下のようなことが考えられます。

  • 総IgEは正常範囲内で特異的IgEが陽性の場合

    アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息患者において、特異的IgEが陽性に出ていても、 総IgEが正常範囲内となることがあるとの報告があります。
    特に、アレルギー性鼻炎 (特にスギ花粉症) では、他のアレルギー性疾患に比べ総IgEが低い傾向があります。

  • 特異的IgEに比べ総IgEが著しく高い場合

    可能性としては、高IgE症候群などのアレルギー以外の疾患によるものや、寄生虫感染した場合が考えられます。

    アレルギーに関しては、一般的にアトピー性皮膚炎において、総IgEが高く出る傾向があり、 陽性となるアレルゲンの数が少なくても、総IgEは高値を示すことがあります。
    また、測定していない (測定ができない) アレルゲンが原因の場合も考えられます。

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イソシアネートとは何ですか。TDI、MDI、HDIは、何を測定していますか。

イソシアネートとは、イソシアン酸化合物の総称で、ポリウレタンの原料であるほか、 プラスチック、接着剤、塗料、絶縁体、人工芝などの原料としても幅広く使われています。 揮発性があるため、これらの物質を使用する工場に従事する人において、 喘息、鼻炎、過敏性肺臓炎などの症状を引き起こすことが知られています。

TDI (トリレンジイソシアネート)、 MDI (ジフェニルメタンジイソシアネート)、 HDI (ヘキサンメチレンジイソシアネート) は、いずれもイソシアネートの種類です。

TDIは、毒性が強くアレルギー例が複数報告されたため、現在はMDIの使用が増えているとの報告もあります。

TDI、MDI、HDIは、交差反応が見られる例もあれば、 それぞれ独立して陽性となる例も報告されているので、 実際にはどれを使用しているか確認し、測定するのが望ましいといえます。

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卵白は、加熱と非加熱のどちらでしょうか。加熱卵という項目はありますか。
また、オボムコイドとは何ですか?

卵白は、非加熱になります。加熱卵という名称の項目はございません。

オボムコイドは、卵白のタンパクのひとつで、耐熱性タンパクとして知られています。
ある意味オボムコイドが加熱卵と似たようなものであると考えられます。
卵白陽性でオボムコイドが陰性の場合、加熱卵を食べられるかどうかを判断する補助となります。

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抗ヒスタミン薬などの薬剤投与は特異的IgE測定結果に影響しますか。

抗ヒスタミン薬などの薬剤投与は測定結果に影響しません。
治療内容で、内服のステロイドを連用されているような場合では IgE産生が抑制されている可能性がありますが、 抗アレルギー剤の投与に関してはいずれも測定結果に影響を与えません。

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MAST36のアレルゲンであるブタクサ混合物1は、何を含んでいますか?

ブタクサ、オオブタクサの2成分を含みます。

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オマールエビのアレルギーを調べる検査はありますか。

オマールエビはロブスターの別名です。
ロブスターのアレルギー検査は実施できますので、ロブスターにてご依頼ください。

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ハウスダスト1と2の違いは何ですか?

アレルゲン原料の供給元 (製造メーカー) の違いです。

ハウスダスト1 (H1) はグリアラボ (Greer Labs) 社【アメリカ】製、 ハウスダスト2 (H2) はホリスター (Hollister-Stier Labs) 社【アメリカ】製の 治療用エキスを用いています。

いずれもダニ、動物のふけ、ゴキブリなどが含まれていると考えられます。
両者の相関性は良好ですが、若干H1の方が特異的IgE陽性率は高いと報告されています*

限られた保険適用の範囲の中では、両方を選択するより 他のアレルゲンを選択して頂いた方がより広いアレルゲンの検索ができるとも考えられます。

* 馬場駿吉. 講演5 キャップシステムの臨床評価 - アレルギー性鼻炎患者における検討 - . ファルマシアキャップセミナー集, 37-44, 1990
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アレルギー検査の特異的IgE抗体価の単位が『UA/mL』となっていますが、 これは『IU/mL』とは異なる単位ですか。

UA/mLは、特異的IgEの単位として試薬メーカー (ファディア) にて独自に設定されたものですが、 総IgE抗体の単位に用いられているIU/mLと量は同じです。
総IgE抗体の単位IU/mLと区別するために、「アレルゲン」を意味する "A "を付けています。

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