尿試験紙で尿以外の液体成分を測定できますか?

尿試験紙を用いて他の液体成分を測定することは以下の二つの点でお勧めできません。

  1. 尿試験紙は体外診断薬で尿以外の検体を測定することは認められてません。
  2. 尿試験紙の潜血測定は酵素反応を用いた測定です。 そのため強酸性下では正確な測定結果を得ることができません。
    胃液等酸性度の高い液体では、偽陰性になるケースがあると思われます。
    また尿試験紙は一定量の尿がろ紙部分に滲み込むように調整されていますので、 尿と粘度が異なる検体の場合、尿検体と同様な量がろ紙に取り込まれない場合があります。
関連検査項目
尿中一般検査 new window

糞便検査の虫卵ですが、測定法違いによる使い分けを教えてください。

人体内部の寄生虫の有無を体外に排泄される糞便を用いて調べる検査です。
検査法には塗抹法と集卵法、セロテープ法があります。

その中の集卵法には「浮遊法」と「遠心沈澱法」があり、寄生虫卵の比重より重い比重の溶液を用い、 寄生虫卵を液表面に浮遊させて検査するのを集卵法と言っています。

糞便中の消化残渣をエーテルを用いて溶解、液面に浮上させ、 比重の重い寄生虫卵を遠心分離して沈殿させ、沈渣物を検査するのが遠心沈澱法です。

  • 集卵法:産卵数の少ない吸虫類のような寄生虫卵の検出に適している検査です。
  • 沈澱法:鞭虫卵や吸虫卵など比重の重い虫卵の検出に適している検査です。
  • 塗抹法:産卵数が多い回虫卵や寄生数の多い鞭虫などの検出に適している検査です。
  • セロテープ法:蟯虫卵の検出を目的とした検査です。 蟯虫は夜間に肛門周囲に産卵し、糞便中にはほとんど出現しないので、 早朝排便前に肛門周囲をセロテープで拭います。
    寄生虫卵の有無を判定するには、1項目だけでなく、 2項目もしくは3項目同時でのご依頼をお勧めします。
関連検査項目
虫卵〔塗抹〕 new window
虫卵 (集卵) new window
虫卵 (セロテープ) new window
虫卵 (沈澱) new window

便中の脂肪を調べることはできますか?

消化状態で定性検査は可能です。
消化状態では、色調、硬度、脂肪、デンプン、結晶の5項目を報告いたします。脂肪、デンプン、結晶は (-) または (+) の定性報告です。

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消化状態 new window

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