
- No.2009-33新規
- 平成 22年 1月
新規実施項目のお知らせ
謹啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
このたび、下記の検査項目を新たに受託開始いたしますので、ご利用いただきたくご案内いたします。
当社におきましては皆様のご要望に幅広くお応えすべく研鑚を重ねてまいりますので、
今後とも引き続きお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。
敬白
記
実施日
平成22年 1月 4日 (月) ご依頼分より
新規実施項目
| 検査項目 |
|
|---|
FLT3/ITD変異解析
AML(急性骨髄性白血病)の予後不良因子であるFLT3遺伝子の変異を解析します。
FLT3は主に造血幹細胞に発現する受容体型チロシンキナーゼで、血液細胞の分化や 増殖のシグナル伝達に関与しています。
FLT3/ITD遺伝子変異はAML(急性骨髄性白血病)の約30%に認められる遺伝子変異です。 ITD変異は、FLT3遺伝子の傍膜貫通領域(JM領域)の一部が重複して繰り返される変異で、 FLT3の恒常的活性化を引き起こします。FLT3/ITDは、AMLにおいて予後不良因子とされています。
近年、FLT3は新たなAML治療の標的分子として注目され、FLT3阻害薬の開発が進められています。
疾患との関連
- AML(急性骨髄性白血病)
関連する主な検査項目
- AML1-MTG8キメラmRNA定量
- AML1-MTG8キメラmRNA定性
検査要項
| 検査項目名 | FLT3/ITD変異解析 | |
|---|---|---|
| 項目コードNo. | 6302 7 | |
| 検体量 | 骨髄液 1.0 mL | 血液(EDTA-2Na加) 2.0 mL |
| 容器 | H | C |
| 保存方法 | 冷蔵保存してください。 | |
| 所要日数 | 7〜11日 | |
| 検査方法 | PCR | |
| 基準値 (単位) |
ITD変異を認めず | |
| 検査実施料 | 未収載 | |
| 検査判断料 | 未収載 | |
| 備考 |
他項目との重複依頼は避けてください。 |
|
本検査は、タカラバイオ株式会社の特許ライセンス(日本国特許第3607704号)を受けて実施しております。
- FLT3:FMS-Like Tyrosine Kinase 3
- ITD:Internal Tandem Duplication(遺伝子内縦列重複)
参考文献
- Kiyoi H,et al:Leukemia 11:1447〜1452,1997.(検査方法参考文献)
- Yokota S,et al:Leukemia 11:1605〜1609,1997.
KITシーケンス解析(白血病)
CBF-AMLの予後不良因子であるKIT遺伝子の変異を解析します。
c-kitは、FLT3と同様の受容体型チロシンキナーゼで、造血幹細胞の分化や増殖のシグナル伝達に 重要な働きを担っています。
AML(急性骨髄性白血病)において t(8;21)、inv(16)を有する染色体異常は、化学療法に感受性が高く、 予後良好群とされています。しかし、この予後良好群の染色体異常の中に、KIT遺伝子の 異常が高頻度に認められ、予後不良であることが示唆されています。
このようにAMLでは、染色体異常に遺伝子異常を加え、さらに細分化された予後の層別化が可能となり、 これに基づいた新たなAMLの治療方式が試みられています。
本検査は、白血病の予後の予測をするためにKIT遺伝子exon8,10,11,17を ダイレクトシーケンス法にて解析いたします。
検査要項
| 検査項目名 | KITシーケンス解析(白血病) | |
|---|---|---|
| 項目コードNo. | 6305 9 | |
| 検体量 | 骨髄液 1.0 mL | 血液(EDTA-2Na加) 7.0 mL |
| 容器 | H | A |
| 保存方法 | 冷蔵保存してください。 | |
| 所要日数 | 10〜14日 | |
| 検査方法 | ダイレクトシーケンス法 | |
| 基準値 (単位) |
変異を認めず | |
| 検査実施料 | 未収載 | |
| 検査判断料 | 未収載 | |
| 備考 |
他項目との重複依頼は避けてください。 |
|
参考文献
- E Barragan,et al:Haematologica 89:920〜925,2004.(検査方法参考文献)
- 水木満佐央, 他:別冊「医学のあゆみ」血液疾患Ver.3:222〜226,2005.
新規項目内容一覧
| 項目コード (統一コード) |
検査項目 | 検体量 (mL) |
容器 | 保存 (安定性) |
所要 日数 |
実施料 判断料 |
検査 方法 |
基準値 (単位) |
備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6302 7 | FLT3/ITD 変異解析 |
骨髄液 1.0 | H |
冷蔵 |
7〜11 | PCR | ITD変異を認めず | ※備考1 | |
| 血液 (EDTA-2Na加) 2.0 |
C |
冷蔵 |
|||||||
| 6305 9 | KITシーケンス 解析 (白血病) |
骨髄液 1.0 | H |
冷蔵 |
10〜14 | ダイレクトシーケンス法 | 変異を認めず | ※備考2 | |
| 血液 (EDTA-2Na加) 7.0 |
A |
冷蔵 |
- ※備考1
- : 他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、 検体採取にあたっては、取り扱いに十分ご注意ください。 &ユ - ※備考2
- : 他項目との重複依頼は避けてください。
本検査法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、 検体採取にあたっては取り扱いに十分ご注意ください。 本検査はexon8,10,11,17を解析しています。 &ユ
