SRL医療従事者向け情報

感染症NAVI

ごあいさつ

当社が、受託臨床検査事業に携わらせていただきましてから、はや30年が過ぎました。その間、先生方の暖かく、時には厳しいご指導とご助言を賜ることを糧に、自己研鑚を旨とし、品質の向上、技術力、そして学術力の向上に努め、より良い臨床検査サービスの提供を行うことを目標として参りました。

この30年の間、医療を取り巻く環境も大きく変わり、高騰する医療費を抑制する為の施策として日本版DRG/PPS、クリティカルパスなどの施策が検討、実行されつつありますが、同時に、インフォームドコンセントの重要性、また、根拠に基づく医療(EBM)という概念も重要視されてきております。

このように変遷する医療環境において、日夜努力されておられる先生方に対して、より良いコメディカルスタッフとしてあり続けるには、当社も一層の努力が必要だということを痛感しております。先に述べましたように、受託臨床検査事業におきましては、根拠に基づいた診断(EBD)、根拠に基づいた医療(EBM)、根拠に基づいた臨床検査医学(EBLM)という概念の実現に対して、真剣に取り組む必要性を感じておりました。この度、当社は、創立以来30年の間多くの先生方にいただいたご指導、ご助言に基づいた経験と知識を生かし、「感染症NAVI」として編集させていただきました。不十分な点が多々あるかと存じますが、今後とも、先生方のご指導、ご鞭撻をいただき、先生方のお役に立てる「日常診療のナビゲーションガイド(感染症NAVI)」となりますように、一層努力を続けて参ります。

最後にご多忙な中、「感染症NAVI」にご指導、ご助言いただきました社会福祉法人 日本子ども家庭総合研究所所長 平山 宗宏先生に心よりお礼申し上げます。また、作成にあたりましては、先達の諸先生方の研究に基づいた論文や著書などを参考にさせていただきました。加えて貴重な写真をご提供いただきました徳島大学医学部付属病院眼科学講座教授 塩田 洋先生、名古屋大学医学部付属病態制御研究施設 ウイルス感染研究部門 吉川 哲史先生、東京女子医科大学医学部臨床医学系 眼科学助教授 高村 悦子先生、松本クリニック院長 松本 幸嗣先生、駿河台日本大学病院 臨床検査部 西山 宏幸先生をはじめご指導、ご助言いただきました諸先生方に深くお礼申し上げます。

平成12年12月
株式会社 エスアールエル


株式会社エスアールエルは、受託臨床検査事業を始められてから30年を迎えられました。

この間の臨床検査学と技術の進歩は誠にめざましいものであり、同時にエスアールエルの努力の賜として、事業開始当時では予想できなかったレベルの臨床検査が受託可能になっていることはご同慶の至りであります。

ところで、感染症は医学の中で絶えず古くして新しいテーマとして認識されてきました。抗生剤の進歩によって、多くの細菌感染症が治療可能となり、痘瘡、次いでポリオのようにワクチンによって地球上からの根絶が達成され、あるいは可能になってきたことは人類にとってすばらしい成果です。しかし一方、新興感染症、再興感染症という用語で示され、またいわゆる感染症予防新法の発足で分かるように、感染症の問題は病原体の逆襲という実感を持つ様相でもあります。

こうした機会に、エスアールエルの30周年記念事業の一環として、「日常診療のナビゲーションガイド」の感染症検査ガイド版が編集、発行の運びとなったことは、ユーザーとしてうれしいかぎりです。

本ガイドは、エスアールエルの検査担当スタッフが、検査委託をされた先生方のご要望やアドバイスを踏まえ、これまでの検査実績に基づいて自らの努力と責任で取りまとめた成果でもあります。

もとより不備な点は多く残されていると存じますが、30周年という重要な節目に当たり、第一線医療医家や検査技術者に分かりやすく整理して発行できた努力と能力を評価したいと思います。

ユーザーの先生方におかれましては、本ガイドをご利用賜り、お気づきの点をご教示くださって、本誌がより有効なガイドとして改訂され、利用されていくことを願っております。

平成12年12月
母子愛育会・日本子ども家庭総合研究所所長
東京大学名誉教授  平山 宗宏


SRL Communication for Health
Copyright 2002 SRL, Inc. All rights reserved.